2022年05月22日

『後宮の烏6』 白川紺子

後宮の烏6 (集英社オレンジ文庫) - 白川紺子, 香魚子
後宮の烏6 (集英社オレンジ文庫) - 白川紺子, 香魚子
34冊目。
19〜21日。
寿雪の銀髪が、衆目にさらされた。
その銀髪こそが、前王朝の血を引く証だった。
高峻が策をもって隠してきた寿雪の秘密がしられてしまったのだ。
同時に、柳寿雪は化け物を退治した美しき巫婆だという評判も城下に広がり始めていた。
だが寿雪本人の魂は何処かへとってしまい、その肉体に宿り動かしているのは“烏”だった。
そして騒動のさなか、衣斯哈の行方も不明となり、白雷と隠娘もともに姿を消していた。
寿雪の命を守れるかどうかの瀬戸際に立っている――そう考え冷たい汗をにじませる高峻。
状況は緊迫の度合いを高めていく中、寿雪の魂を呼び戻すためには
血縁者の存在が不可欠だという情報がもたらされるが……?
(Amazon「内容紹介」)

今回も面白かった。
が、寿雪の出番が少ない。
少ないのはやはり次が最終巻だからなのか?

前王朝の遺児。
でもそれは、高峻のおかげで
かなり薄れている感じ。

それよりもやはり、化け物たちを
退治したという事実の方が
民衆にはわかりやすかったに違いない。
それもまた高峻のやったことだけど。

ついでに衛青との関係も明らかに。
でも寿雪は知らなかったんだよね。
そして知ったとしても
今まで通りな感じでそれはそれで二人らしい。

いよいよ次が最終巻。
この物語は一体どこへ落ち着くのか。
楽しみなような、ちょっと寂しいような。
複雑に感じるのは、やっぱり面白いからだよね。
posted by くりきんとん99 at 17:01| Comment(0) | TrackBack(0) | その他の小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月20日

『すべての神様の十月 二』 小路幸也

すべての神様の十月(二) (PHP文芸文庫) - 小路 幸也
すべての神様の十月(二) (PHP文芸文庫) - 小路 幸也
33冊目。
〜20日。
死神、九十九神、福の神……現代社会に溶け込むように存在している八百万の神々と、
人間達とのちょっと不思議なふれあいを描いた、切なくも心温まる連作短篇シリーズ第二弾。
【内容例】●ある消防士が出動すると、勝手に火が消えてしまう。
その意外な理由とは?(「天狗さまのもとに」)
●銃で撃たれた女子高生が、死の淵で恋をした男の正体は……(「死神に恋」)
●夢遊病に悩む漫画家は、コインランドリーで美しい女性と出会うが……(「眠れぬ夜の神様」)。
――など、全10篇を収録。
(Amazon「内容紹介」)

どれも面白かった。
とても小路さんらしい優しい物語。

夢の中で枕の神様と
漫画のネタを相談する話とか、
出動する前に鎮火しちゃう話とか、
あとは、風の子にあっちゃった話。
それに忘れ物を必ず見つけてくれる話とか。

次はどんな神様が出てくるのか、
楽しみにしながら読んだ。

そしてとても読みやすくてサラッと読めちゃう。
今回は、Kindleでスマホに入れて読んだけど、
これは手元に置いて、
パラパラと気になるところを読むのもアリかも。
前作と合わせて。

また次のが出たらいいな〜。
そっちも読んじゃうな〜♪
posted by くりきんとん99 at 20:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 小路幸也 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月18日

『後宮の烏5』 白川紺子

後宮の烏5 (集英社オレンジ文庫) - 白川紺子, 香魚子
後宮の烏5 (集英社オレンジ文庫) - 白川紺子, 香魚子
32冊目。
15〜18日。
高峻は寿雪を救い出すため、もっとも険しい道を選び、進んでいく。
初代烏妃、香薔(こうしょう)の過ちをただすこと。
すなわち、香薔が烏妃のなかに閉じ込めた烏漣娘娘(うれんにゃんにゃん)を解放すること。
この秋、宮中は慶事に沸いた。同じ頃、先の騒動の影響で夜明宮は、ひっそりと静まり返っていた……。
烏妃はひとりで在るもの。先代、烏妃の戒めが、寿雪の胸を刺す。
それでも周囲には九九や温螢、淡海たちがいる。
寿雪は、抱えたものを守り通すため、烏妃として突きつけられた切ない運命に対峙することを決意して――。
(Amazon「内容紹介」)

あ〜〜面白かった〜〜っていうより、
だめだ!先がすっごく気になる終わり方をした!
次は違う本を読むつもりだったのに、
仕方がないから6巻を続けて読むことにする。

良かったわ。
5〜7巻まで買っちゃってて。

高峻は、寿雪を自由にするために
着々を準備を進めていく。
寿雪も自由になるために過去のことを調べていく。

でも段々と不安定になっていく寿雪。
自由になったらどうなるのか?
このまま進めていいのか?

結界を解くために白雷と手を組むことにした寿雪たち。
そして運命の日がやってくる。

いや〜、手に汗握ったわ。
それがこんな終わり方をするとは!
ということで、続けて6巻を読むことにするわ。
posted by くりきんとん99 at 20:22| Comment(0) | TrackBack(0) | その他の小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月16日

『後宮の烏4』 白川紺子

後宮の烏4 (集英社オレンジ文庫) - 白川紺子, 香魚子
後宮の烏4 (集英社オレンジ文庫) - 白川紺子, 香魚子
31冊目。
9〜15日。
今宵も夜明宮には訪いが絶えない。泊鶴宮の蚕室で、
大切な繭がなくなったという宮女……。
一方、花娘を通じ城内での謎多き失せ物探しも舞い込んで!? 
烏妃を頼る者は日に日に増え、
守るもののできた寿雪の変化に言いようのない感情を抱く高峻。
やがて二人は真実眠る歴史の深部へ。鍵を握るのは名もなき幽鬼か、あるいは――。
(Amazon「内容紹介」)

シリーズ4巻目。
ちょっと積読していたけど、
7巻で完結!と知って、読むことにした。

4巻では大きくことが起こることはない。
でもちょっとした事件が続き、
それが大きな出来事に?

物語は進んで行くって言ったところか。

寿雪がどんどん人らしくなっていく。
そんな寿雪を微笑ましく思うんだけど、
物語の中ではそうはいかない。

寿雪の周りに人が集まる。
そして崇める人たちも増えていく。
それは災いとなっていく。

高峻!なんとかすれよ〜と思ってしまう。
高峻は、高峻なりに寿雪を守ろうとしているんだけど、
それが一体どういうふうになっていくのか?
烏漣娘娘は、どうなるのか?
そして寿雪は?

とっても先が気になるから、
続けて5巻を読むことにする。
posted by くりきんとん99 at 19:49| Comment(0) | TrackBack(0) | その他の小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月09日

『ついでにジェントルメン』 柚木麻子

ついでにジェントルメン (文春e-book) - 柚木 麻子
ついでにジェントルメン (文春e-book) - 柚木 麻子
30冊目。
7〜9日。
分かるし、刺さるし、救われる――自由になれる7つの物語。
編集者にダメ出しをされ続ける新人作家、
女性専用車両に乗り込んでしまったびっくりするほど老けた四十五歳男性、
男たちの意地悪にさらされないために
美容整形をしようとする十九歳女性……などなど、
なぜか微妙に社会と歯車の噛み合わない人々のもどかしさを、
しなやかな筆致とユーモアで軽やかに飛び越えていく短編集。
(Amazon「内容紹介」)

大好きな柚木さんの短編集。
男性目線から書かれているものもあるけど、
ほとんどが女性の物語。

1番のお気に入りは、「エルゴと不倫鮨」かしら?
下心があって部下を連れてきた鮨屋で、
バイタリティ溢れる赤ん坊を連れた女性が。
その女性のパワフルさにびっくり。
それがまた格好いいんだな〜。

あとは、「立っている者は舅でも使え」かな。
夫に浮気されて離婚を決意。
地元に戻ったところに舅が置いて欲しいとやってくる。
なんとか追い出そうと、色々と言いつけるけど、
そのお舅さんが、なかなかに頑張る。
これ、その後がどうなったか気になる!

「あしみじおじさん」も面白かった。
最初の「Come Come Kan‼」も。

どれを読んでも楽しめる。
これはいい短編集だったわ。
posted by くりきんとん99 at 20:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 柚木麻子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする