2015年12月26日

『影憑き 古道具屋皆塵堂』 輪渡颯介

影憑き 古道具屋 皆塵堂 -
影憑き 古道具屋 皆塵堂 -
15〜22日。

ここんとこ忙しくって、
すっかり読むのに時間がかかるようになっちゃった。

大好きな皆塵堂シリーズ♪

円九郎、菊三郎、金吾は、立派な店の倅たちだが、遊び歩いてばかりの放蕩息子。
親から金を渡されなくなった三人は、賽銭泥棒をしてしまう。
しかし人の形をした黒い影に襲われそうになった円九郎が叫び声をあげ、悪事が露見。

円九郎は家を追い出され、皆塵堂に預けられたが、何をやっても失敗ばかり。
そこで店主の伊平次は、「荒療治」に踏み切ることに……。

今作も連作短編。
円九郎が、皆塵堂でいろいろ怖い思いをする。
でも円九郎は誰からか恨みを買っていて、
その影らしきものに命を狙われる。
菊三郎と金吾も死に、残るは円九郎だけ。

円九郎を狙っているのは誰の霊なのか?
やっぱりちょっと怖いけど、
やっぱりほのぼのと面白い。

でも一番好きなのは、太一郎だから、
もっと出てほしいんだよなぁ〜。
今までの登場人物もちらほら出るんだけど。
太一郎にもっと活躍してほしい。
でもどうせなら、ダメな太一郎で読みたいんだけど。
posted by くりきんとん99 at 14:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 輪渡颯介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月14日

『再会』 横関大

再会 -
再会 -
12〜14日。

最新作の「ルパンの娘」が予想以上に面白かったから、
デビュー作となったこの作品を借りてみた。

美容室を営みながら、
一人息子の正樹を育てていた万季子のもとに
万季子を呼び出す電話がかかってくる。
正樹が万引きをしたからすぐに来いという連絡だった。
その電話をよこしたのは、万季子が二度と関わりたくないと
思っていた佐久間秀之だった。

佐久間は、正樹のことを秘密にする代わりに
30万円をよこせと取引を持ちかけてくる。
取引の乗ることにした万季子だったが、
別れた夫、圭介に連絡を取る。

秀之に30万円を渡した二人だったが、
秀之からさらなる要求を受ける。
次の日の晩、再び秀之のもとを訪れた圭介は、
そこで秀之が銃で撃たれ死んでいるのを見つける。
その場を去った二人だったが、
刑事となった幼馴染の淳一から、この事件に使われた銃が、
23年前の事件で圭介が持ち出し、
タイムカプセルに入れ埋めたものだったことを知らされる。

万季子、圭介、淳一、そして佐久間の弟、直人。
幼馴染だった4人が再会したのは、
そのタイムカプセルを埋めた場所だった。
いったい誰がこのタイムカプセルから銃を持ち出したのか。
誰が嘘をついているのか。
そして23年前の事件の真相は…?

もうね〜、読めば読むほど謎が増えるって感じ。
23年前の真犯人は、途中でなんとなくわかったけど、
それでも真相は意外なものだった。

それにしても殺された秀之がひどすぎ!
そんな秀之に人生を狂わされた4人が可哀そうだったよ。

でもこの作品、やっぱり面白かった。
横関大さんのほかの作品も読んでみようっと。
posted by くりきんとん99 at 17:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 横関大 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月12日

『シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官』 川瀬七緒

シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官 -
シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官 -
4〜12日。

東京・葛西のトランクルームから女性の腐乱死体が発見された。
全裸で遺棄された遺体は損傷が激しく、
人相はおろか死亡推定日時の予測すら難しい状態だった。

捜査一課の岩楯警部補は、若手刑事の月縞を指名して捜査に乗り出した。
月縞は、現状を維持するために、
遺体とトランクルームにこもった強者だった。

検屍を終えてわかったことは、
死因が手足を拘束されての撲殺であることと、
殺害現場が他の場所であると思われることの2点だった。

発見現場に蠅とウジが蝟集していたことから、
捜査本部は法医昆虫学者の赤堀涼子の起用を決定する。
赤堀はウジの繁殖状況などから即座に死亡推定日時を割り出し、
また殺害状況までも推論する。

さらに彼女の注意を引いたのは、
「サギソウ」という珍しい植物の種が現場から発見されたことだった。

法医昆虫学捜査官シリーズの2作目。
今回も描写がエグかったのかなぁ?
やっぱり中山七里さんとかで慣れちゃったのかなぁ?
蛆の描写とかでもわりと平気だった。

今回は、プロローグのお化け系の描写から、
いったいこの事件とどうつながるのか、
そして藪木と瑞希が事件の真相とどう繋がるのか、
なかなか想像がつかなかったけど、
分かってくるとそう来たか〜〜って感じ。

これも赤堀のおかげでわかるんだよね。
それにしても赤堀のキャラがすごい。

そしてこのシリーズは、テレビシリーズの
「CSI:科学捜査班」を連想させる。
あれもこんな感じで真相を突き止めてくよね。
日本版のノベライズみたいな感じ。

最近知ったこのシリーズ、
すでに4作が出ているってことだから、
少なくともあと2作分は楽しめる。
今からもう楽しみ〜♪
posted by くりきんとん99 at 20:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 川瀬七緒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする