2013年07月11日

『島はぼくらと』 辻村深月

島はぼくらと [単行本] / 辻村 深月, 五十嵐 大介 (著); 講談社 (刊)
8日〜11日。

直木賞受賞後の1作目。
前作、直木賞を受賞した『鍵のない夢を見る』とは、
まったく違うテイストの離島に住む高校生4人の青春物語。

・・・すごく良かったぁ。

瀬戸内海の離島、冴島に住む4人の高校生、
朱里(あかり)、衣花(きぬか)、源樹(げんき)、新(あらた)は、
島に高校が無いためフェリーで高校へ通う。

この4人が島での生活の中で、
島を出入りするいろいろな人たちと出会い、
いろいろなことを考え、そして経験していく。
そんな青春物語。

元オリンピック選手、Iターンのシングルマザー蕗子の話だったり、
冴島にあるという幻の脚本のことだったり。
(この脚本が、ラストに効いてくるんだよね。)
朱里の母がやっている会社がテレビに出る?という話だったり。
そして最後には、朱里の祖母とその幼なじみの話。

行方が分からないその幼なじみをさがすため、
4人は修学旅行を抜け出す。
そして話は意外な方向に。

蕗子の話も面白かった。
でも蕗子の娘、未菜が血(?)を吐いたときはさすがにびっくり。
一気にページが進んだよ。
あれも意外な方向に話が進んだ。

辻村さんの作品は、最近暗いものが多かったけど、
これは全編、わりと爽やか。
そしてラストには心がホッコリ。
やっぱり辻村さんはこうでなきゃ。

でも後日談は、すごく素敵。
もっと先も読みたくなった。
posted by くりきんとん99 at 20:55| Comment(0) | TrackBack(1) | 辻村深月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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