2016年01月22日

『空色の小鳥』 大崎梢

空色の小鳥 -
空色の小鳥 -
17〜18日。

久々の大崎さん。
読みやすく面白かったけど〜。

「おまえはちがうから。この家から出ていくことを考えろ」
三年前に急逝した血の繋がらない兄・雄一と最後に交わした言葉だった。

大企業のオーナーである西尾木家に
後妻の連れ子として入ったものの、
疎外感の中で暮らしてきた弟の敏也は、
いまだにその真意が分からずにいた。

ある日、偶然兄に内縁関係の妻子がいることを知った敏也は、
その妻・千秋が末期癌であることを突き止める。

千秋の死後、六歳になる娘の結希を引き取ることにした敏也。
だがなぜか、兄を溺愛したワンマン社長の父や一族には、
そのことを一切知らせずに暮らし始める。

読みやすかったけど、
なんだかイマイチ物足りなさを感じた今作品。
なんでかなぁ?と思ったけど、
登場人物たちの想いがイマイチ伝わってこなかったからかな。

敏也が何を思って結希と引き取ったのか。
結局、敏也には相続権がなく、
父に養子縁組を組んでもらい相続権をもらう・・・。
結希を使って、そういうことを目論んだみたいだけど、
それほど思いが強い感じじゃない。

母を死に追いやったおば達に復讐したいのか?
でもそれもそれほど執着している感じじゃない。
敏也を虐めた従兄から、たくさんのものを奪うために
結希を引き取ったのか?
それもあるみたいだけど、やっぱり思いが伝わらない。

もうちょっと敏也の心情を強く書いてほしかったなぁ。
それはそれで、読みにくくなったかもしれないけどね。
posted by くりきんとん99 at 20:18| Comment(0) | TrackBack(1) | 大崎梢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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