2013年01月23日

『論理爆弾』 有栖川有栖

論理爆弾 [単行本] / 有栖川 有栖 (著); 講談社 (刊)
18日〜23日。

今度はピンク♪

少女探偵「ソラ」シリーズの第3弾。
前2作は、うっかり読む順番を間違えて、
ちょっと苦労をしちゃったけど、もう大丈夫!かな?

ようやくこのパラレルな日本の状況に慣れ、
やっとこさ、この物語を楽しめるようになったって感じ。

このパラレルな日本。
北海道と東北以南が別れちゃってるんだよ。
ちょうど、北朝鮮と韓国みたいな感じで。
そして北海道、物語の中では日ノ本共和国と日本が、戦時下。
この日本では、探偵業が法律で禁止されている。

空閑純の両親は、探偵だったが、
母親は5年前から行方不明、父親は、逮捕され拘留中。
純は、母親が行方不明になる前に仕事で行ったという
九州の山奥にある深影(みかげ)村へ向かう。

純が、村に入った日の晩、
テロにより村に通じる唯一のトンネルが破壊され、
そして村の中で連続殺人事件が起こる。

久しぶりに読むクローズドサークル。
最近は、有栖川山の作品でくらいしか読んでないかも?
でも、最後の最後までまったく分からない犯人。
分かった後も、何故!!??
そして、なんであんなことを!?
と思ったけど、それはやっぱりこのパラレルな日本の状況が絡んでくる。

そして、探偵としてやっていこうとする純。
でも、なかなか思ったように進まないことにジレンマ。
そんな純にも協力者というか依頼者というか?が。
母親のことを聞きに行った友淵家で、
5年前に死んだ長男が本当に自殺だったのか調べてほしいと、
その妹の美華から依頼される。

この作品の中では、解決しなかったんだけどね。
というか、純は何もできなかったんだけど。
おそらく、母親の行方不明になったことと関係してるんだと思う。

まだまだ探偵らしいことができない純。
まあ、だんだんと探偵らしくなっていくんでしょう。
それもまたこれから楽しみ。

でももう少し、早く続きを出してくれないかなぁ〜。
posted by くりきんとん99 at 21:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 有栖川有栖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月20日

『ダリの繭』 有栖川有栖

ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション) [文庫] / 有栖川 有栖 (著); 角川書店 (刊)
〜20日。

移動中にちょびちょび読んでいた文庫。
全然進んでなかったけど、旅行先で一気に読了。

久しぶりに読む本格ミステリー。
そして久しぶりの作家アリス第二弾。

このシリーズ、火村とアリスの会話がいいよね〜。

ダリを敬愛し、ダリの同じような髭を蓄えた宝石商の堂条秀一。
実業家として成功していたカレは有名人だった。
そんな彼が、六甲にある別荘で死体となって発見される。
その死体は、現代の繭ともいうべきフロートカプセルと呼ばれる装置の中で全裸。
そしてカレのトレードマークの髭はなく、
来ていたはずの服もなく、そして靴まで無くなっていた。

犯罪社会学者、火村英生は友人の推理作家、有栖川有栖と
警察に協力することになる。

火村は、あまりにも不可解な死体発見現場の状況に悩まされることになる。

秀一には、異母兄弟の堂条秀二と吉住訓夫がいた。
犯人は、莫大な遺産を狙ったこの二人のうちのどちらなのか?
それとも美しい秘書、鷲尾優子を取り合ったライバルで
宝石デザイナーの長池なのか・・・?
それともワンマンだった彼を恨んだ会社の人間なのか・・・?

なぜ、ダリの髭は無くなっていたのか・・・?

久しぶりに読んだ本格ミステリーは、意外な結末に。
というか、意外と単純な話だった。
いろいろな状況が重なって、結果複雑な状況に。

今回面白かったのは、この事件にかかわった人たちの、
それぞれの状況。その事件のあった晩のアリバイ。
一番びっくりしたのは、長池の上司、相馬のアリバイ。
読んでて「ええっ!?」と声が出てしまうくらい。

・・・人にはいろいろと、あるんだね・・・。って感じ。

いちばんついてなかったのは、吉住君かな?
キャラは結構好きだったんだけど。

posted by くりきんとん99 at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 有栖川有栖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月16日

『闇の喇叭』 有栖川有栖

闇の喇叭闇の喇叭
(2011/09/15)
有栖川 有栖

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13日〜16日。 こないだ読んだ『真夜中の探偵 (特別書き下ろし)』の前の作品。 「探偵ソラ」シリーズの一作目。 『真夜中の〜』では、ちんぷんかんぷんだった世界観が、 おかげですっかり判り納得。 ほんと、読む順番間違うとダメだよね〜。 道産子、納得。 第二次世界大戦後、ソ連の支配下に置かれ、 日本から独立した北海道。 この北海道と日本の関係が、ちょうど今の北朝鮮と韓国のよう。 北海道は、日本を威嚇してくる。 そんなパラレルワールドな世界での日本。 この日本では、探偵行為が禁じられている。 空閑純(ソラ)は、奥多岐野で父親とひっそり暮らす高校生。 ソラの父と母は探偵で、母はその仕事中行方不明になっていた。 仲のいい友達たちと過ごしていたが、 あるとき、奥多岐野に不審な女性が現れ、 そしてその後、男性の他殺体が発見される。 殺されたのは誰なのか? 不審な女性は北海道のスパイだったのか? そして殺したのは…? 殺された男性の身元も分からないのに、 今度は地元の人間の死体が発見される。 ソラの友達の母親に容疑がかけられ、 ソラは、何とか友達の力になろうと、 探偵である父親の力を借りることにする。 たった一人で頑張っている『真夜中の〜』と違い、 友達や父親に囲まれた中で頑張るソラが新鮮な感じ。 『真夜中の〜』の時は、ほとんど北海道のことが説明がなかった分、 かえってこの作品を楽しめたような気もするけど、 やっぱりこれから読むことをおススメ!! それじゃないと『真夜中の〜』が楽しめない。 でも、間宮海峡を埋めてしまう北海道ってすごなぁ。
posted by くりきんとん99 at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 有栖川有栖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする