2018年04月02日

『逃亡刑事』 中山七里

逃亡刑事 -
逃亡刑事 -
29〜1日。

千葉県警の警察官が殺された。
捜査にあたるのは、県警捜査一課で
検挙率トップの班を率いる警部・高頭冴子。

陰で〈アマゾネス〉と呼ばれる冴子は、
事件の目撃者である八歳の少年・御堂猛から話を聞くことに。
そこで猛が犯人だと示したのは、意外な人物だった……。

殺人事件の真犯人に先手を打たれ濡れ衣を着せられた冴子。
自分の無実を証明できる猛を施設から連れて逃げることを決意する。

久しぶりにスピード感のある中山さんの作品。
スピード感ありスリルありで、
勢いよく読むことができた。

真犯人が分かっているだけに
相手がどう出るかそれに対して冴子がどうするのか。
そもそも孤立無援に近い冴子に打つ手があるのか。
先が気になって仕方がない。

そして猛の賢さ。
とても8歳とは思えない。
今後が楽しみだけど続きが出るとしたら、
この猛が大人になってからなんだろうなぁ。

大人になって警官になる?
本人はそうはいってたけど。
10年後の猛はともかく冴子さんが
一体どんなふうになっているのやら。
心配なような楽しみなような。
posted by くりきんとん99 at 10:21| Comment(0) | 中山七里 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月15日

『ヒポクラテスの憂鬱』 中山七里

ヒポクラテスの憂鬱 -
ヒポクラテスの憂鬱 -
8日〜14日。

「ヒポクラテスの誓い」続編。

“コレクター(修正者)”と名乗る人物から、
埼玉県警のホームページに犯行声明ともとれる謎の書き込みがあった。
直後、アイドルが転落死、事故として処理されかけたとき、
再び死因に疑問を呈するコレクターの書き込みが。

関係者しか知りえない情報が含まれていたことから、
捜査一課の刑事・古手川は浦和医大法医学教室に協力を依頼。
偏屈だが世界的権威でもある老教授・光崎藤次郎と
新米助教の栂野真琴は、司法解剖の末、驚愕の真実を発見する。

その後もコレクターの示唆どおり、
病死や自殺の中から犯罪死が発見され、県警と法医学教室は大混乱。
やがて司法解剖制度自体が揺さぶられ始めるが…。

連作短編となっている今作。
WOWOWでドラマが始まり、
それを見たおかげで、読みながらもドラマの配役で想像。

途中、コレクターが誰なのかなんとなく想像がついた。
そして最後の事件でその目的が明らかに。
その目的が予想外のもので、なんとも切ないもの。

今作も面白かったが、古手川と真琴の今後が気になる。
これはまた続編があるのかなぁ?あってほしいなぁ。
posted by くりきんとん99 at 21:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 中山七里 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月08日

『作家刑事毒島』 中山七里

作家刑事毒島 -
作家刑事毒島 -
6〜7日。

殺人事件解決のアドバイスを仰ごうと
神保町の書斎を訪れた刑事・明日香を迎えたのは、流行作家の毒島。
虫も殺さぬような温和な笑顔の持ち主は、
性格の歪んだ皮肉屋だった。

捜査過程で浮かび上がってきたのは、
巨匠病にかかった新人作家、
手段を選ばずヒット作を連発する編集者、
ストーカーまがいの熱狂的な読者。
ついには毒島本人が容疑者に! ? 新・爆笑小説!

すごい新キャラ登場。
これは強烈キャラだわ。

連作短編となっている今作。
どの事件も作家がらみ、出版がらみ。
一癖も二癖もある容疑者たちを
作家で刑事の毒島がぶった切る!って感じ。

「うふふ」と笑いながら、
容疑者たちを言い負かす姿は読んでいて
爽快どころか不気味。でも変に癖になる。

いつもの中山七里さんの作品より
かなり軽いタッチで描かれているけど、
これ、きっとシリーズになるんだろう。
なってほしいもん。

かなり楽しんで書いたんだろうなぁ。
posted by くりきんとん99 at 19:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 中山七里 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする