2016年01月03日

『GOSICK PINK−ゴシックピンク』 桜庭一樹

GOSICK PINK -
GOSICK PINK -
2日。

新シリーズ第3作目、というより3色目。
RED BLUEときて今度はPINK。
次は何色なんだろう?

新大陸アメリカに到着し、
一弥の姉・瑠璃の家に身を寄せたヴィクトリカと一弥。

自分たちの家と仕事を得るために張り切る一弥は、
ヴィクトリカとともにさっそくN.Y.の街中へ。
あらゆる人種に喧騒―新世界の謎とも言うべき
不可解な人々の暮らしが広がる街で、
ふと目を離すとヴィクトリカの姿が忽然と消えていた。

一弥がヴィクトリカを探しニューヨーク中を走り回る一方、
ヴィクトリカは思わぬ人物と出会う。
助力を請われ、戦時中に起きた未解決事件
“クリスマス休戦殺人事件”の謎を解くことになるが…。

こんなににぎやかな感じだっけ?ってくらいドタバタ。
新シリーズはこんな感じだったか。
BLUEが新大陸に上陸した日を描いていて、
このPINKは上陸二日目。

REDでの謎がほとんどこれで解けたかな?
グレイウルフ探偵社の設立のきっかけみたいなのも出てきたし。
一応これが、その探偵社の一番最初の依頼になるのか。
それにしても依頼の主が予想外の・・・。

そして“クリスマス休戦殺人事件”の真相も
なんとなくそうじゃないかなぁ?とは思っていたけど、
それにしてもなんとも悲しい真実。
みんな戦争のせいだよね。

とうとう3色になったこのシリーズ。
次は何色なんだろう?
また長そうだもんね。
posted by くりきんとん99 at 19:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 桜庭一樹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月19日

『GOSICK BLUE−ゴシックブルー』 桜庭一樹

GOSICK BLUE -
GOSICK BLUE -
17〜19日。

シリーズ最新作。
前作の「RED」では、
すでに新大陸(アメリカ)で働くヴィクトリカと一弥だったけど、
今回は、その前。
2人が新大陸へ上陸する直前から描かれている。

1930年夏、長い船旅を経て、
ようやく新大陸にたどり着いたヴィクトリカと一弥。
2人はついて早々、奇妙な格好の男・ボンヴィアンに出会い、
新世界の成功を象徴する高層タワー「アポカリプス」の
完成披露パーティに連れて行かれることに。

ボンヴィアンは、この「アポカリプス」のオーナー、
ラーガディアの孫で人気漫画「ワンダーガール」の
作者ボン&クーの作画担当だった。

しかし、豪華なパーティの最中、ちょっとしたトラブルで
ボン&クーの脚本担当のクードグラースと一弥は地下に。
そしてパーティ会場の最上階でエレベーターが爆発。
ヴィクトリカは最上階、一弥は地下と離ればなれになってしまう。

前作と時系列が逆なんだよね。
そういえば前シリーズも時系列がバラバラだったっけ。

前作は、「????」ばっかりだったけど、
その「????」が解決!と言いたいところだけど、
けっこう忘れちゃってるんだよね〜。

でも、日本で再会できた2人が、
なぜこの新大陸までやってきたか。
そしてどうしてこんな仕事(ヴィクトリカが探偵事務所、
一弥は新聞社の見習い記者)に就いたかがわかった。

今回は、二人が上陸してから、その夜までの話。
読むのに私が二晩かかってるんだから、
ヴィクトリカと一弥もつかれたに違いない。
おまけに命懸けだしね〜。

ボンとクーが可哀そうだったな。
2人ともいいやつだったから、
そのまま続編にも出てくるかと思ったよ。
65年前にお祖母ちゃんが新大陸に渡ってきたときの
話が大元になっていたとはね。

前作でも、続きそうだったのに、
その前のエピソードに戻っちゃったんだよね。
前シリーズも長かったけど、
これも長くなるんだろうなぁ。
でも次は・・・「GREEN」かな?
いや、「YELLOW」?
posted by くりきんとん99 at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 桜庭一樹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月16日

『ほんとうの花を見せにきた』 桜庭一樹

ほんとうの花を見せにきた -
ほんとうの花を見せにきた -
14〜16日。

舞台はパラレルワールドなニッポン。
物語は三編からなる連作。

「ちいさな焦げた顔」
ある晩、家が襲われ母親と姉を殺され、
自身も命を狙われた少年の梗ちゃんは、
不思議な妖怪バンブーに助けられる。
バンブーは竹から生まれた妖怪で
人の血を吸って生きる吸血種族だった。
ムスタァというバンブーに助けられた梗ちゃんは、
ムスタァと同じくバンブーの洋治と一緒に暮らすことにする。
でもそれは、バンブーのおきてに背くことだった。

「ほんとうの花を見せにきた」
人間の桃とバンブーの茉莉花は、
いつも一緒に行動していた。
桃が茉莉花のために人間を呼び出し、
その血を茉莉花が吸う。でも死ぬまでは吸わない。
そしてすぐ違う街へと移動していた。
そんな生活の中で、ある日、茉莉花はうっかり人間を殺してしまう。

「あなたが未来の国に行く」
中国の山奥。竹族の王族である私には、
3人の兄と姉。そして一人の弟がいた。
平和に暮らしていたが、ある時から人間が、
城の前で騒ぐようになり日に日に多くなっていった。
王である私の父は、さらに山奥に退くことを決める。
そんなとき、私の友達が海を渡って新しい国で
生活をするということを聞く。

なんかどれも綺麗だけどちょっと切ない物悲しい物語。
でも、桜庭さんらしい妙な勢いみたいのがあって、
サクサクと読むことができた。
一話目と二話目は話がちょっと続いているんだけど、
三話目は逆にバンブーたちが日本にわたってくる前の話。
これが一番好きかも。
今あるバンブーたちの掟の成り立ちのエピソードなんだけど。
三話目で弟の名前が出てきたとき、
思わず二話目に戻っちゃったもんね。

若いときに成長が止まり、
そのまま生き続ける不思議な妖怪バンブー。
だけど寿命は120年ほど。
そして寿命が尽きるときは、ポンと花を咲かせる。
こんな妖怪、どうして思いついたんだろう。
120年って長いようだけど案外短い。
そして花を咲かせるって・・・やっぱり物悲しい。
posted by くりきんとん99 at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 桜庭一樹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする