2015年01月03日

『ビブリア古書堂の事件手帖6栞子さんと巡るさだめ』 三上延

ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫) -
ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫) -
30〜1日。

前回で終わらなかったから、今回で終了!?って
勝手に思い込んでいた。まだ続くんだね〜。
でもそれを知った衝撃より
十分に面白かったからヨシとする!

今回は、太宰治をテーマに長編。

太宰治の『晩年』を奪うため、
栞子に危害を加えた田中敏雄。
五浦大輔と栞子は保釈中の田中敏雄に
違う『晩年』を探してほしいという奇妙な依頼を受ける。
署名ではないのに、太宰の自筆とわかる珍しい書き込みがあるらしい。

2人はその本の持ち主に
田中が本を狙っていることを忠告するつもりで
その依頼を受けていた。

だが本を追ううちに二人は、驚くべき事実に辿り着く。
四十七年前にあった太宰の稀覯本をめぐる盗難事件。
その事件には二人の祖父母が関わっていた。

今回は、栞子さんが四十七年前に密室から
太宰治の『駈込み訴へ』が持ち出された謎を解き明かす。
すごいわぁ。
だって、四十七年前のかすかな証言を聞き集めて、
それらからおそらく真実に辿り着いちゃうんだもん。

そして、田中と対決する五浦。
さらにその後の犯人?との対決。
後半が思ったよりスリリングで、
一気に読んじゃったよ。

あとはそうだね〜、
付き合い始めた栞子と大輔が何とも新鮮?
読んでいてちょっと恥ずかしいくらいだけど、
男の人が書くとこんな感じになっちゃうのかなぁ?

どちらにしてもあとがきによると
あと1〜2作で終了しそうな今シリーズ。
また次が出るのは一年後かな?
楽しみに待つとしますかぁ♪
posted by くりきんとん99 at 14:55| Comment(2) | TrackBack(1) | 三上延 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月10日

『ビブリア古書堂の事件手帖5栞子さんと繋がりの時』 三上延

ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫) [文庫] / 三上 延 (著); KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (刊)
8日〜10日。

シリーズ5作目の今作は、中編が3編。
そして今回も、読んでない本ばっかりだったけど、
やっぱり楽しめるんだよね〜、このシリーズ。

前作のラストで栞子へ告白した大輔は、
栞子から返事を5月末まで待って欲しいと頼まれる。
栞子なりにきちんと返事をしようとしているのを感じた大輔は、
返事を待つことにする。

ぎくしゃくしている二人を心配した滝野ブックスの息子、
滝野蓮杖が、あちこちの店に現れる変わった客の話を教えてくれる。
その客は、「彷書月刊」という雑誌をまとめて売りに来るが、
数日たつと買い戻しに来るという。
その話をしている最中に、その客がやってくる。

ビブリア古書堂に栞子の友達で蓮杖の妹の滝野リュウが現れる。
そこで、知り合いが困っていると相談を持ちかけられる。
その知り合い、真壁奈々子の父が持つコレクション、
「ブラック・ジャック」が、父が出張中に無くなったという。
どうやら弟、慎也の仕業らしいが・・・。

大輔に返事をする前に母親に会おうと考えていた栞子は、
母親がお膳立てしたであろう相談事を受ける。
それは、以前、盗品をビブリア古書堂に売り、
出入り禁止となっていた男、門野澄也からの相談で、
亡き兄が寺山修司の初版本をくれると言っていたが、
家族が信用してくれ無いというモノだった。
澄也の言うことが信用できない大輔だったが・・・。

今回も、どれも良かった〜。
栞子の薀蓄がすごく引き込まれる。
でも相変わらず栞子のお母ちゃんがなんか怖い。
そして忘れていた1作目での事件での犯人、田中敏雄。
その田中敏雄の影がビブリア古書堂に〜〜っ!

やっと大輔と栞子の関係も進展と一気に進んだ今作。
ラストがものすごく気になって、次がすぐ読みたい!
読みたいけど、まだこれ出たばっかりだから、
ずっとずっと先だよね。

てっきり今回が最終巻だと思ってたのに〜っ!
posted by くりきんとん99 at 20:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 三上延 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月27日

『ビブリア古書堂の事件手帖4栞子さんと二つの顔』 三上延

ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫) [文庫] / 三上延 (著); アスキー・メディアワークス (刊)
26日〜27日。

4作目のビブリアは、江戸川乱歩を取り上げたシリーズ初の長編。
でも、相変わらず、その江戸川乱歩を読んだことが無くても
読みやすく面白く読むことができる。

今回は、あんまり栞子さんにイライラすることもなく・・・(^_^;)

物語は、東日本大震災の20日ほど後から、
栞子の母、智恵子からの電話をアルバイトの五浦大輔が
とるところから始まる。

お母さんは、手っきり物語の終盤に出てくると思ってたから、
けっこうビックリしたよ〜。
まだまだ出てこないと思ってたもんね。
・・・6巻くらい出てて来るかと。

栞子は、喋ることができずさらに車いすの来城慶子から、
家の金庫を開けるように依頼される。
開けることが出来たら、蒐集した江戸川乱歩のコレクションを
ビブリア古書堂へ売ってくれるということだった。

金庫を開けるためにはパスワードと鍵が必要で、
鍵は慶子の面倒を見ていた鹿山家にあるという。
栞子と大輔は鹿山家へ行き、鍵を探そうとするが・・・。

江戸川乱歩のイメージは、古くて怖い装丁(^_^;)
『怪人二十面相』とか『少年探偵団』だから、
男の子が読むのかなぁ〜?と昔から漠然と思ってた。
まあ確かにルパンとかはイメージ近いかな?
だから、一作も読んだことなかったし、
多分これからも読むことはナイと思う。

でも、そんな私でも十分に楽しむことができるのが、
このシリーズの良いところだと思う。
作品の内容も楽しめるし、古書の知識も知ることができる。
同じ作品でもいろんな出版社から出てたとか、
それぞれの違いとか・・・。

今回の作品は、そのあたりが充分楽しめたし、
仕掛けが江戸川乱歩を取り上げてるならではのもの。
そしてラストには、いろんな想像をかきたてられる。、

とうとう登場した栞子の母、智恵子。
やっぱり一筋縄ではいかない感じ。
得体がしれない感じが強い。

最後の大輔と志田の会話から、
多少の母親らしい面も見えたけど。

そういった親子間の謎?確執?とかも描かれ、
さらに栞子と大輔の関係。
そして古書のことまでと盛りだくさんなこのシリーズ。
あとがきによると、もう物語も後半らしい。
やっぱり6巻くらいまでなのかな?
posted by くりきんとん99 at 20:32| Comment(0) | TrackBack(1) | 三上延 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする