2015年01月22日

『ダナスの幻影』 吉川英梨

ダナスの幻影ダナスの幻影
(2014/12/05)
吉川英梨

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21〜22日。

あの「女性秘匿捜査官・原麻希」シリーズの作家、
吉川さんの新作。

いや〜、予想以上にエロく、
そして予想以上の迫力に同じ作家さんとは思えなかった。
ラストはびっくり!でも虚しい結末かなぁ?

目黒の高級住宅街で、夫とかわいい子供に囲まれて暮らす主婦の玲花。
その生活ぶりと美貌で「ミセス・パーフェクト」の称号を持つ彼女だったが、
誰にも知られてはならない過去を抱え、
その人生は虚飾にまみれたものだった。

あるとき、高校時代の同級生の葬儀で当時教師でありながら、
玲花と肉体関係を持っていた辻沢と再会する。

現在の玲花と高校時代の玲花が
交互に描かれているこの作品。
メリハリがあってなおさら、読みやすかった。

現在の玲花は、なんだか淡々とした感じ。
高校時代の玲花は、お嬢様学校で優等生だったのに
英語教師の辻沢にどんどんのめりこんでいく。

物凄く一途な玲花。
でもどこか一歩引いている辻沢。
ひどい男だよなぁ。
そんなにもてる感じじゃないのに。
でも辻沢もかわいそうな過去があったりするんだよね。

辻沢に出会ったことで、現在の玲花も
高校時代の玲花もものすごい勢いで落ちていく。

現在の玲花は、近所の奥様達にビラをまかれたり、
仲間外れにされたり。
そして隣に住んでいた女性が殺され、容疑をかけられたり。

高校時代の玲花もやっぱり、仲の良かった友達が
退学したことから一人になっちゃったり、
友達に裏切られちゃったり、妊娠しちゃったり。

玲花が隠していた過去はなんなのか。
もしかして警察官僚だった父親を殺した?と匂わせてるんだけど、
でも違うんだよね〜。
隠していた過去は、はっきりとは書かれていないんだけど、
最後の最後に辻沢が気が付く。
あれ、きっとそういうことだよね!!??
私も読んでいてびっくりしたよ〜。

高校時代の玲花は可愛かったなぁ。
そして可哀そうだった。
現在は・・・可哀そうだったのは旦那と子どもかな。
子どもが一番可哀そうだったな。

今回は、「女性秘匿〜」とは、まるきり違う内容で、
同じ作家さんとは思えなかった。
今度はどんな作品で私たちを驚かせてくれるのか楽しみ。
posted by くりきんとん99 at 20:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 吉川英梨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月19日

『ルビイ 女性秘匿捜査官・原麻希』 吉川英梨

ルビイ 女性秘匿捜査官・原麻希 (宝島社文庫) [文庫] / 吉川 英梨 (著); 宝島社 (刊)
18日〜19日。

いよいよシリーズ完結。
前作の『エリカ』の終わり方、気になったもんね。

原麻希は、休職中に娘の菜月が、
背望会リクルーターの娘、結芽と
交流を持っているのではという疑いを持ち、
早速、結芽のことを調べ始める。

結芽が通う小学校へ向かった麻希は、
学校の中が、からっぽだということに気が付く。
そして「背望会の子」から、メッセージが残され、
さらに教師、児童もいなくなった校舎の音楽室から、
無残な校長の死体が発見される。

今回もスピード感あふれるストーリーで、
あっという間に読むことができた。

次々と起こる事件。
そして過去にも出てきた登場人物たち。
菜月との関係。
そして夫との関係。

プロローグが、この完結編の数年後で描かれているから、
なんとなく、こうなるのかなぁ?とは思えたけど。
でもまさか、海外にいると思われたリクルーターが-、
あんなところにいるとは!
それに犯人も意外だったし、その黒幕も!!

ラストのリクルーターの話は結構好きだった。
なるほど、それで原麻希を助けてたのか。
ちょっと切ないような。

この辺は、完結編のわりにうやむやな感じはあった。
プロローグのことを思うと尚更よくわからない。
だって、宝船が大臣になっちゃってるんだよ?
あのエンディングだったらダメそうだったのに?

あとは読む側で考えれってことなのかなぁ?
う〜〜ん。面白かっただけにスッキリしないような・・・。
菜月との関係はともかく、旦那とのこともね。
posted by くりきんとん99 at 19:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 吉川英梨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月09日

『エリカ 女性秘匿捜査官・原麻希』 吉川英梨

エリカ 女性秘匿捜査官・原麻希 (宝島社文庫) [文庫] / 吉川 英梨 (著); 宝島社 (刊)
4日〜8日。

アゲハ」「スワン」「マリア」に引き続き、
シリーズ4作目となる今作。
タイトルに3文字って、結構苦労するんだろうなぁ。

おまけに、1作目、2作目の内容は思い出せるんだけど、
前作である3作目のことが思い出せない!
感想を読んでも思い出せない!
・・・何のためのブログなんだか。

でもまあ、それでも何とか今回も面白く読めた。
それに、いや〜、今回もすごかった。

警視庁捜査一課13係の係長となった原麻希。
”犯罪脚本家”である背望会リクルーターを逮捕するという指名を受けた原麻希。
最初は、8人いた捜査員は、
原麻希が襲われけがを負ったことから、
たった一人、茶谷だけになってしまう。

そんな中でも何とかリクルーターの目撃情報から、
追跡しようとしていた二人のもとに、
河川敷でリクルーターの自殺体が上がったとの連絡が入る。
他殺を疑い、捜査を続ける原麻希。
そこへ、「続・背望会」から、
背望会の黒幕であったアゲハの釈放を要求する脅迫メールが届く。

まさかあのリクルーターが、自殺!?
他殺にしたって、簡単に殺されるわけないじゃん。
原麻希、それ、信じるの!?
DNA鑑定がリクルーターを指してても、
何か、トリックがあって違うに決まってるじゃん!
と、読みながらも原麻希にツッコミ。

リクルーターの過去も壮絶だった。
それじゃあ、普通に育つわけないよね。

「続・背望会」の脅迫のせいで、今回は、政府が出張ってくる。
エボラウィルスをまき散らすっていう脅迫だったから。
そして出される非常事態宣言。
非常事態宣言によって起こる大パニック。
大パニックのようすが書かれてるけど、
実際起きたらそんなもんじゃないだろうなぁ。
さすがに暴動も起きそうだし、警察も襲われるんじゃないかな。
連続殺人鬼カエル男」みたいな感じで。

「続・背望会」の方は、拍子抜けするような真実。
でも、非常事態宣言はなかなあ解除されない。
そこに政治家たちの思惑が・・・。

そんなパニックの中でも原麻希は、
リクルーターの捜査を続け、
リクルーターと繋がっていると思われる警察官のもとへたどり着く。

ん〜〜〜、何とも先の気になる終わり方。
やっぱりまだまだ続くんだよね。

にしても「ダテマキ」には笑わせてもらったわ。
posted by くりきんとん99 at 09:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 吉川英梨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする