2016年06月06日

『夢の猫 古道具屋皆塵堂』 輪渡颯介

夢の猫 古道具屋 皆塵堂 -
夢の猫 古道具屋 皆塵堂 -
4〜6日。

あ〜、お気に入りのこのシリーズ。
とうとう完結かぁ。
面白かったんだけどなぁ。

父親が亡くなり天涯孤独の身となったおきみは、
後ろ足の先だけ白い黒猫が出る夢を見るようになる。
すると夢と同じ出来事が実際に起こるのだ。
残された借金返済のため根付を売りに皆塵堂へ行ったおきみだったが、
たいした金額にはならず、女郎屋に売られることに。
皆塵堂・主人の伊平次は一計を案じるのだが……。

今回も連作。
前作で、皆塵堂のお隣で住み込みで働くことになった円九郎が
おきみのために、昼は隣で働き、寝泊りは皆塵堂ですることに。
その円九郎が、おきみの夢の猫が実際にいるのか、
巳之助のところへ行ったり太一郎のところへ行ったり。

太一郎は、たくさん生まれた子猫たちから逃げるために
江戸を離れるんだけど、そこで霊に出会っちゃうんだなぁ。

今作は、相変わらずいろいろなちょっと怖いことが起きたりするんだけど、
これが、過去に皆塵堂に居候になった男たちがほとんど出てくる。
これで完結だから、思い切って出したのかな〜?

でも、太一郎が好きな私は、
太一郎がメインのお話が読めて満足。
寂しいのは今作で完結ってこと。
もっともっと読みたかったんだけど。

文庫になってるから買って再読しちゃうかな?
posted by くりきんとん99 at 17:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 輪渡颯介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月26日

『影憑き 古道具屋皆塵堂』 輪渡颯介

影憑き 古道具屋 皆塵堂 -
影憑き 古道具屋 皆塵堂 -
15〜22日。

ここんとこ忙しくって、
すっかり読むのに時間がかかるようになっちゃった。

大好きな皆塵堂シリーズ♪

円九郎、菊三郎、金吾は、立派な店の倅たちだが、遊び歩いてばかりの放蕩息子。
親から金を渡されなくなった三人は、賽銭泥棒をしてしまう。
しかし人の形をした黒い影に襲われそうになった円九郎が叫び声をあげ、悪事が露見。

円九郎は家を追い出され、皆塵堂に預けられたが、何をやっても失敗ばかり。
そこで店主の伊平次は、「荒療治」に踏み切ることに……。

今作も連作短編。
円九郎が、皆塵堂でいろいろ怖い思いをする。
でも円九郎は誰からか恨みを買っていて、
その影らしきものに命を狙われる。
菊三郎と金吾も死に、残るは円九郎だけ。

円九郎を狙っているのは誰の霊なのか?
やっぱりちょっと怖いけど、
やっぱりほのぼのと面白い。

でも一番好きなのは、太一郎だから、
もっと出てほしいんだよなぁ〜。
今までの登場人物もちらほら出るんだけど。
太一郎にもっと活躍してほしい。
でもどうせなら、ダメな太一郎で読みたいんだけど。
posted by くりきんとん99 at 14:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 輪渡颯介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月19日

『祟り婿 古道具屋皆塵堂』 輪渡颯介

祟り婿 古道具屋 皆塵堂 -
祟り婿 古道具屋 皆塵堂 -
17〜18日。

大好きな『皆塵堂』シリーズもいよいよ5作目。
すっかりお気に入りの輪渡さんの作品、
ほとんど読んでるんじゃないかなぁ。?
葉室さんと違って、筆が遅いのは助かるような
もっと早く読みたいような。

今回の皆塵堂も連作短編。

曰くつきの古道具が集まる皆塵堂で働き始めた連助は、
幽霊や占いの話を全く信じていない。
そのため同じ道具屋で、
幽霊が見えるという太一郎のことを敵視している。

ある日、質草を閉まっている蔵から妙な音がするというので、
皆塵堂の店主、伊平次らとその質屋にとまることとなった連助。
やはりその夜、連助は蔵から妙な音がしているのを聞く。

居酒屋を営む男が、皆塵堂へ衝立を売りたいと相談してくる。
ようやく軌道に乗り始めた居酒屋だったが、
その衝立から男が覗いてくるという。
その衝立は、知り合いの大工が工夫をして作ってくれたものだった。

皆塵堂の大家で材木商の隠居、清左衛門は、
古くからの知り合いに、隠宅として買った古い家の
古道具を皆塵堂に引き取ってほしいと頼まれる。
が、その古い家にはいろいろな噂が。
連助に幽霊を見せたくない清左衛門は、巳之助に頼むことにする。

連助は、紅白粉問屋、六連屋に入り婿することに決まっていたが、
その六連屋には、祟りがあると噂されていた。
それは、六連屋に入った婿は、早死にするというものだった。
調べに行った太一郎だったが、あまりに強い念を感じ、具合が悪くなってしまう。

六連屋の呪いは、代々受け継がれている刀だとわかった太一郎。
あまりの力に、その刀に触ることもできずにいたが、
ある人物に頼んで、刀を折ろうと考える。

今回もドキドキで、でもやっぱり面白い。
苦手な怖い話でも、これくらいなら十分楽しめるんだよね。
今回は、意固地なまでに幽霊を信じない連助。
そういう話を憎むくらい。

幽霊と気づかず幽霊と話したり、
どう考えても霊現象なのにつじつまを合わせて考えてたり。
読んでいていも笑っちゃ宇久らいなこじつけ。
でも本人は、幽霊はいないと信じてるんだから仕方ないんだよね。

だけど、太一郎への態度はあんまりかな。
いっそ霊体験をしちゃえばいいのに!と思いながら読んだけど、
結局それはならなかった。
ここまで幽霊話いっぱいなのに
体験しないで終わるなんて、ある意味すごいけど。

最後の大人げない太一郎がちょっと笑えたけどね。
posted by くりきんとん99 at 20:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 輪渡颯介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする