2015年10月28日

『クレオパトラの夢』 恩田陸

クレオパトラの夢 新装版 (双葉文庫) -
クレオパトラの夢 新装版 (双葉文庫) -
25〜27日。

2作続けての恩田陸作品だけど、
これは、あの恵弥シリーズ第二弾。
MAZE』も面白かったもんね〜。

北国のH市を訪れた神原恵弥。
不倫相手を追いかけて行った双子の妹、
和見を連れ戻すという名目の裏に
外資製薬会社の名ウイルスハンターとしての
重大な目的があった。

H市と関係があるらしい「クレオパトラ」と
呼ばれるものの正体をつかむこと。
それが恵弥の目的だった。

和見の不倫相手、若槻慧が
その「クレオパトラ」を研究していると思われていたが、
恵弥が訪れる数日前に若槻は、事故死していた。

H市は、言わずと知れた北海道の函館市ね。
どうやらこのシリーズは、舞台となる場所を
アルファベットで表記するルールらしい。
『MEZE』も『ブラック・ベルベット』もそうだったような?

そしてこのシリーズの一番の面白さは、
やっぱり恵弥のキャラなのでは!?
だって、格好いいのにオネエ言葉なんだもん。
どうしてもカッコいいおばさんをイメージしながら読んじゃうよ。

物語は、二転三転して、
いったい誰が見方で誰が敵なのか?
その辺が妙にスリルがあって面白い。
そして結末も・・・?

いずれにしてもこのシリーズ、
もっと読みたいけど、
今もう全部、読んじゃたんだよなぁ。
4作目はいつになるんだろう?
posted by くりきんとん99 at 19:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 恩田陸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月24日

『消滅―VANISHING POINT』 恩田陸

消滅 - VANISHING POINT -
消滅 - VANISHING POINT -
19〜24日。

良かった〜、モヤっとした終わり方じゃなくて。
恩田陸の作品って、モヤっと終わることも多いんだよね。
この520ページ余りの作品を読んで、
モヤっと終わったらどうしようと終わりに近づくにつれ
変にハラハラしちゃったよ。

202X年9月30日の午後。
日本の某国際空港に各国からの便が到着した。
超巨大台風の接近のため離着陸は混乱、
さらには通信障害が発生。

そして入国審査で止められた11人(+1匹)が、
「別室」に連行される。
この中に、「消滅」というコードネームの
テロを起こす人物がいるというのだ。

その別室にいた「キャスリン」という名のアンドロイドに説明され、
テロリストを特定する手伝いをするように迫られる。

舞台は近未来の日本の国際空港。
だから、妙にリアルで、でもアンドロイド〜?
キャスリンってホントにアンドロイド〜?というくらい精巧だし。

11人は老若男女。
テロリストを特定しないと帰られないと、
まずは、どうしてこの11人が選ばれたのか、
その共通点を考えるけど・・・。

やっぱり読んでいて怖いのがキャスリン。
キャスリンはホントに入国管理のモノなのか?
どうしてほかの人たちは出てこないのか?

いろんな人たちの視点で書かれているんだけど、
やっぱりどの人もテロリストとは思えないし〜?と思っていたら、
台風で空港は閉鎖。そして高潮で危険が迫る。

変に怖く、妙に危機感があって、
そして面白い。

あ〜〜、キャスリンに会ってみたいし、
肉ワンタン麺も食べたいわ。
posted by くりきんとん99 at 20:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 恩田陸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月22日

『MAZE(メイズ)』 恩田陸

MAZE 新装版 (双葉文庫) -
MAZE 新装版 (双葉文庫) -
〜12日。

アジアの西の果て、荒野に立つ直方体の白い建物。
近くの集落では、『存在しない場所』『有り得ぬ場所』と呼ばれていた。
建物の周りには、建物への侵入を防ぐように灰色の植物が生え、
中は、迷路のようになっていた。
そしてその建物の一度中に入ると、戻れない人間が数多くいるらしい。

時枝満は、神原恵弥に誘われ、その建物の建つ草原にやってきた。
そこで満は、その建物に関するたくさんの資料を読まされ、
建物に入るとなぜ人が消えてしまうのかを
推理するように言われる。
建物は何のために存在するのか、いつからあるのか、
何故、迷路のようになっているのか、
そして人はなぜ、その建物で消えてしまうのか?

満はたくさんの資料を読むうちに、
ある一つの法則に気が付く。

神原恵弥シリーズ第一弾!
うっかり第三弾の『ブラック・ベルベット』から読んじゃってたんだよね〜。
第3弾もさることながら、第一弾も面白かった!

妙に怖いんだよ。この建物。
だって人が消えるっていうんだもん。
周りに生えている植物もなんだか分かんないし。
そして恵が何故ここにやってきたのかも分かんないし。
恵弥のほかに二人いたのに、二人とも消えちゃうし〜〜っ。

でも妙に面白い。
満が繰り出す推理が、これが正解じゃないの!?って言うものだったし。
実際のオチは、拍子抜けしちゃうようなものだったけど、
だからこそ、なおのこと面白い。

そしてやっぱり恵弥のキャラが最高だよね〜。

うっかり第三弾から読んじゃったけど、
これは、順番関係なしで読めたかも。
第2弾の『クレオパトラの夢』も楽しみ〜♪
posted by くりきんとん99 at 14:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 恩田陸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする