2016年02月13日

『水底の棘 法医昆虫学捜査官』 川瀬七緒

水底の棘 法医昆虫学捜査官 -
水底の棘 法医昆虫学捜査官 -
6〜12日。

シリーズ三作目も面白かった!

第一発見者は、法医昆虫学者の赤堀涼子本人。
東京湾・荒川河口の中州で彼女が見つけた遺体は、
虫や動物による損傷が激しく、身元特定は困難を極めた。

絞殺後に川に捨てられたものと、解剖医と鑑識は推定。
が、赤堀はまったく別の見解を打ち出した。

捜査本部の岩楯警部補と鰐川は、
被害者の所持品の割柄ドライバーや
上腕に彫られた変った刺青から、捜査を開始。

まず江戸川区の整備工場を徹底して当たることになる。
他方赤堀は自分の見解を裏付けるべく、
ウジの成長から解析を始め、
また科研から手に入れた微物「虫の前脚や棘」によって推理を重ねていった。

今回は、終盤まで被害者の身元が分からず、
さらに死因も絞殺ではないことが発覚し、
事件なのか事故なのか、はたまた自殺なのか?
終盤になってからハラハラ。
自殺だったら、捜査本部までできたのに困るもんね〜。

最終的には、死因も死んだ場所も
赤堀が突き止めた感じ。

そして岩楯刑事の今回の相棒は、
あの一作目の相棒だった鰐川。
この鰐川のキャラもいいんだよね。
でも赤堀には負けちゃうけど。

この2人がラストで身を危険にさらす!
いったいどうなることかと思ったよ〜っ。
無防備すぎるよ、刑事さんたちったら。

とりあえず、このシリーズで出版されているのはあと1作。
追いついちゃったんだよね。
読み終わると寂しいから、
その次もすぐ出てほしいなぁ。
posted by くりきんとん99 at 14:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 川瀬七緒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月12日

『シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官』 川瀬七緒

シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官 -
シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官 -
4〜12日。

東京・葛西のトランクルームから女性の腐乱死体が発見された。
全裸で遺棄された遺体は損傷が激しく、
人相はおろか死亡推定日時の予測すら難しい状態だった。

捜査一課の岩楯警部補は、若手刑事の月縞を指名して捜査に乗り出した。
月縞は、現状を維持するために、
遺体とトランクルームにこもった強者だった。

検屍を終えてわかったことは、
死因が手足を拘束されての撲殺であることと、
殺害現場が他の場所であると思われることの2点だった。

発見現場に蠅とウジが蝟集していたことから、
捜査本部は法医昆虫学者の赤堀涼子の起用を決定する。
赤堀はウジの繁殖状況などから即座に死亡推定日時を割り出し、
また殺害状況までも推論する。

さらに彼女の注意を引いたのは、
「サギソウ」という珍しい植物の種が現場から発見されたことだった。

法医昆虫学捜査官シリーズの2作目。
今回も描写がエグかったのかなぁ?
やっぱり中山七里さんとかで慣れちゃったのかなぁ?
蛆の描写とかでもわりと平気だった。

今回は、プロローグのお化け系の描写から、
いったいこの事件とどうつながるのか、
そして藪木と瑞希が事件の真相とどう繋がるのか、
なかなか想像がつかなかったけど、
分かってくるとそう来たか〜〜って感じ。

これも赤堀のおかげでわかるんだよね。
それにしても赤堀のキャラがすごい。

そしてこのシリーズは、テレビシリーズの
「CSI:科学捜査班」を連想させる。
あれもこんな感じで真相を突き止めてくよね。
日本版のノベライズみたいな感じ。

最近知ったこのシリーズ、
すでに4作が出ているってことだから、
少なくともあと2作分は楽しめる。
今からもう楽しみ〜♪
posted by くりきんとん99 at 20:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 川瀬七緒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月13日

『147ヘルツの警鐘 法医昆虫学捜査官』 川瀬七緒

147ヘルツの警鐘 法医昆虫学捜査官 -
147ヘルツの警鐘 法医昆虫学捜査官 -
7〜10日。

これ、面白かった〜っ!
読メで初めて知ったシリーズだったけど、
法医昆虫学っていうのが、新しい視点で面白い。

全焼したアパートから1体の焼死体が発見され、
放火殺人事件として捜査が開始された。
遺体は焼け焦げ炭化して、解剖に回されることに。

その過程で、意外な事実が判明する。
被害者の腹腔から大量の蠅の幼虫が発見されたのだ。
しかも一部は生きた状態で。

混乱する現場の署員たちの間に、さらに衝撃が走る。
手がかりに「虫」が発見されたせいか、
法医昆虫学が捜査に導入されることになる。

法医昆虫学はアメリカでは導入済みだが、
日本では始めての試み。
赤堀涼子という学者が早速紹介され、
一課の岩楯警部補と鰐川は昆虫学の力を存分に知らされるのだった。

岩楯警部補メインで書かれているんだけど、
それぞれのキャラが魅力的。
新人の鰐川も面白いキャラだし。

それよりやっぱり赤堀がすごい。
最初は、ウザったく思っていた岩楯も
すぐに法医昆虫学…というより赤堀の考えを認めるし。
この事件でダメだったから次は無し、と考えていた本部も
法医昆虫学を認めていくし。
で、実際にその視点も興味深く面白い。

すでにこのシリーズは、4作目まで出ていて、
この作品は、第一作。
他ももちろん必読!
posted by くりきんとん99 at 20:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 川瀬七緒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする